なかなかテレビ出演はないという秋本氏は、MCのお笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志(52)を“警戒”しており、同じMCのタレント、東野幸治(49)は「松本さんがガンガンしゃべって怖いんで、それをさえぎって僕に話をフッてください」と本番前に相談されていたことを暴露。しかし、松本には「丸聞こえ」だったことがわかりスタジオは爆笑。松本は「僕、先生のこと本当に尊敬してますからね。僕は尊敬する方には一切そういうことは言わないです」と安心させていた。
出演陣がそれぞれのこち亀への思いを語る中、東野が「秋本先生からお知らせがあるんですよね」と切り出した。秋本氏はそれに応じ「こち亀が40周年で、42号が40周年なんですけど、それをもって終了します」と連載終了を自らの口で発表し、出演陣は言葉を失った。こち亀の終了をそろって残念がる中、松本が「最終回ゴルゴ捕まえてほしいな」と漏らすと、秋本氏は「いいアイディアでしたね。ちょっと書きたかったですね」と意外な反応。それを受けた松本は「じゃあ特別読み切りで!」とさらに食い下がった。
そして、連載終了を決断した理由について問われると「書いてて今でも楽しいんですよね。でもどこかでやっぱり長編作品というのは終わりにしなければならないんで、ちょうど200巻というのも大きい節目になりましたね。200巻だとちょうどまとまるし、ちょうど40周年のお祝いの時に、両さんってお祭り好きだから、その時にお祭り『ワァー』ってやって姿消すっていうのが、最高のエンディングかなと思って。キャラ的にも」と明かした。
また、最終話の原稿に取りかかるのは「これから」だといい、アイデアについては「だいたいあります」とコメント。今後について「漫画家は辞めるつもりはなくて、(こち亀と)同時並行で書いてた作品もあるので、そっちを続けようかなというのも考えてます」と語った。
最後に、松本が「僕はずっと終わらへんというような気がしてたんでちょっとまだショックなんですよ。(巻数が)4桁までいくんじゃないかなって。背表紙どうなんねやろって」とコメントし、スタジオの笑いを誘った。
秋本氏は3日、東京都千代田区の神田明神で開かれたイベントで、17日発売の「週刊少年ジャンプ」で約40年間にわたる「こち亀」の連載の終了を発表。17日には節目となるコミックスの第200巻も発売し、これが最終巻となる。
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